ヤモリ

洗濯機の前の窓がヤモリンの守備範囲なのか、毎年ここで再開する。
先日、私は夜ご飯を終え、洗濯の準備をしていた。
ヤモリンとの再会に嬉しさを感じならが。

 

しばらくすると夜の照明に誘われて小さな虫たちが窓の外に寄ってきた。
突如、機敏に方向転換するヤモリン。
窓から飛び立とうとする虫に、体を伸ばして
食べた。。。

窓から見えるヤモリンの背面姿、口の部分が伸び縮みする。
ごっくん、って表現がぴったりなくらいに喉と体の裏側が波打つ。
飲み込んだ。

"ヤモリンも夜ご飯ですね。"
電気で餌のおびき寄せに貢献した気がして満足げな私。

またある日。洗濯機の前で電気をつけて選択の準備をしているとヤモリンが現れた。
今日は雨予報の前だからか、窓に集まる虫が多い。

大漁ですやん。と思った私だが、ヤモリンはどうにもあまり機敏に動かない。
虫を目で探してはいるだけれど、ヤモリンがいる位置よりずっと下でもぞもぞしている虫。
今日のヤモリンは要領が悪い。

ヤモリンが狙いを定めて動き出したが、あえなく失敗。
するとなぜだか口をもぐもぐするヤモリン。

とりましたよって、フリでしょうか。
失敗の恥ずかしさを隠すってやつでしょうか。

いえいえ、騙されませんよ私は。
あなた虫、食べられてませんからね(笑)