神社

パワースポット、恋愛成就、縁結び。

こんなワードが絡んできてからか、それともいい年ごろになってからか、ちょっと抵抗を感じていた神社。

 だってねえ。拝んでなにになるんだろうか、、と。必死さを醸しだしてどうするんだよ、と恥ずかしさの方が勝っていた。

 

でも旅行先に神社が入ることが自然に増えてきて(そのころは友達の行きたい先だった)何度となく行くうちに、その落ち着いた雰囲気が好きになってきた。

パワースポットって言葉がぴったりな静寂な雰囲気に惹かれるようになり、恋愛の神にも少しずつ祈りだす自分(笑)

それでうまくいくなら、、最初はそんな考えだったように思う。

 

そして、参拝の方法も少しずつ勉強して、神社に丁寧にお参りしたある日、神社で祈る意味を見つけたように思った瞬間があった。

 

清めて身を沈め、丁寧にお願いごとをし、自分の名前を唱える。

それは神にお願いしているというよりも、神を通して、自分自身に自分の心に言い聞かせている感覚だった。

 

お願いごとがかなった時の自分になれると信じて、そうなるように自分が行動していくという決意を自分自身にしみこませている感じがしたのだ。

人間は弱いからどうしても、誰かのせいにしたり、決意や深く感じた自分のこともいつしか忘れてしまう。

 

神社にわざわざ出かけるという行為で、自分を正し、また新たな新鮮な気持ちで頑張れるように神と未来の自分に祈る。

 

 神にお願いするのは「導いてください」ということ。

そうなるように行動するのは「自分」。

 

まあね、とは言え、神社の厳かな雰囲気が単純に好きだわ。